整骨院の競争が激化!?経営を続けていく難しさとは

柔道整復師の人数は、平成31年3月の時点では全国に110,238名ほどいます。
年々増加傾向にある柔道整復師ですが、人数の増加にともない整骨院などの治療院も急増していることをご存知でしょうか?
街を歩くと「整骨院」という看板を見かけることも多いかと思います。

そんな急増する治療院の現状と経営者の苦悩について開設しています。

治療院の数はコンビニより多い?!

実は、整骨院を含める治療院の件数はコンビニよりも増加しています。
そのため、整骨院同士の競争が激化しているのが現状です。

全国で13万6,460件

2016年に集計されたデータをもとに、件数を比べてみると以下の通りになります。

  • コンビニ:全体で5万7,818件
  • 治療院 :全体で13万6,460件

※治療院:整骨院・接骨院など柔道整復師が勤務できる場所の合計

数字でもわかるように、一目瞭然の差があります。

治療院増加の背景にある原因とは?

治療院の件数が増加しているのには2つの原因があります。
理由のついて、以下の通りになります。

増加の原因は柔道整復養成施設の規制緩和

20年以上前までは、柔道整復師養成施設の新規開設には厚生労働省の行政指導により制限がかかっていました。しかし、平成9年10月頃に「柔道整復師養成施設不指定処分取消請求事件」と呼ばれる裁判が発生しました。
裁判の判決の結果、平成10年8月に養成施設指定規則さえ満たしていれば養成施設の開設を認める方針に改正されました。

この改正に伴い、専門学校や異業種からの新規参入が相次ぎ、14校と規制されていた養成施設が現在100校以上と増加してしまいました。以前に比べ、柔道整復師を目指すことができやすくなったことが治療院増加の原因の1つとなります。

  • 柔道整復師養成施設不指定処分取消請求事件の内容
    学校設立を希望した者が、平成8年6月に福岡で新規柔道整復専門学校設置許可申請書を厚生労働大臣に提出するも、柔道整復師として働いている人数が相当増加している状況だとし、養成施設をあらたに開設する必要性が少ないという理由で新規参入を認めませんでした。


低価格で開業が可能になった

20年以上前までは、開業資金が最低でも1,500万円は必要とする開業が難しい職業でした。しかし、以前ほどの設備を必要としなくなったこともあり、簡単な設備投資だけで開業できるようになったことが2つ目の原因です。

現在では、開業資金600万円程度で開業が可能となり以前に比べてハードルが下がっていることがわかります。開業資金が下がったことで、開業を挑戦できる人が増加したといえます。

経営者の能力が試される

競争が激化する中で、赤字経営倒産していく整骨院も少なくありません。
経営を続けていくためには、経営者としての能力が重要となります。

能力を向上させるべき

整骨院を経営していく上で、施術技術が良いことは大前提です。お客様に満足していただける施術を提供するために、まずは安定した経営をしていくことが最優先だといえます。

経営者としての質と能力を向上させることが第一の課題ではないでしょうか。

まとめ

いかがでしたか。整骨院を含める治療院の件数は、数字をみていただければわかるように年々増加しています。現在では、1つの市町村に整骨院が何件もあるという風景も珍しくありません。
自身の店舗がより多い集客を得られるように、整骨院同士の競争が激化しているのが現状で、柔道整復師という職業は、資格を取得するとすぐに勤務することが可能です。経験を積んで、「いつかは開業する」と考えられている人も少なくないかと思います。

しかし、開業を行うには柔道整復師としての技術だけではなく、経営者としての能力を養わなければいけません。数多くある整骨院の中で、経営を続けていくには経営者としての質と能力が必要です。

前の記事

次の記事

error: このコンテンツは保護されています。