柔道整復師とデイサービス|期待される機能訓練指導員としての働き

柔道整復師といえば、「整骨院」や「接骨院」、「整形外科」で勤務しているという
イメージを持っている人のほうが多いのではないでしょうか?
しかし、介護業界では柔道整復師は”機能訓練指導員”として勤務することができます。
今後さらに高齢者の増加が予想される中で、
介護福祉業界において柔道整復師は必要とされる存在といえます。

この記事では、デイサービスと柔道整復師の関係性について解説していきます。

介護福祉業界と柔道整復師の関係性

近年では柔道整復師の就職先として多かった整骨院や接骨院、整形外科と呼ばれる施術所だけではなくスポーツ業界や介護福祉業界と様々な分野に活躍の場を広げています。

その中でも、今後より柔道整復師の需要の高まりが予想されるのが「介護福祉業界」です。

高齢化社会が要因

なぜ需要の高まりが予想されるのかというと、
日本が「超高齢化社会」へと進んでいるからです。
平成30年10月の時点で日本の人口は1億2,644万人と集計がでています。
その中でも65歳以上の人口が3,558万人となり、
総人口の28.1%を占めている結果がでています。

超高齢化社会とは、65歳以上の人口の割合が総人口の21%を占めている社会をいいます。

日本は平成19年の時点ですでに21.5%を占めており、超高齢化社会になっています。

デイサービスの普及

デイサービスとは通所介護とも呼ばれ、日帰りで専門施設に介護を依頼できるサービスです。
送迎が付いていたり、入浴、レクリエーションなどを受けることができます。
介護を必要とする高齢者を一時的に預かってくれるため、自宅で介護を行う家族の負担軽減はもちろん、高齢者が1人で過ごすことがなくなるため孤独の解消やリフレッシュ、ストレス軽減なども解消することができます。

高齢者の増加に伴い、デイサービスは増加傾向にあります。

柔道整復師の役割

介護福祉業界で勤務する場合、
柔道整復師は「機能訓練指導員」という職に就くことができます。
この見出しでは、機能訓練指導員がどんな役割を担っているのか解説しています。

機能訓練指導員とは

機能訓練指導員とは、病気や怪我、高齢などの理由により体に障害を持つ施設利用者に対して、日常生活を送るために必要な機能改善や維持、減退防止のための訓練を行う者です。
機能訓練指導員は特別養護老人ホームやデイサービスに、必ず1人以上配置することが義務付けられています。

機能訓練指導員が行う業務は以下になります。

  • 歩行訓練、マッサージ、筋力トレーニングといった利用者に合わせた回復訓練
  • 利用者の心身機能評価
  • レクリエーションの実施
  • 利用者に合わせた機能訓練計画書の作成

業務の一部をご紹介しましたが、その他にも機能訓練指導員は幅広く業務に携わります。

機能訓練指導員という資格はない

機能訓練指導員という職について解説してきましたが、実際に免許や資格があるわけではありません。機能訓練指導を専門的に行うスタッフのことを「機能訓練指導員」と呼びます。

しかし、機能訓練指導員になるには以下のいずれかの資格が必要になります。

  • 理学療法士
  • 作業療法士
  • 言語聴覚士
  • 柔道整復師
  • あん摩マッサージ指圧師
  • 看護師
  • 准看護師

まとめ

いかがでしたか。
柔道整復師は機能訓練指導員として勤務することができます。
超高齢化社会の現代ですが、これからより65歳以上の人口は増加していきます。
介護福祉業界である特別養護老人ホームやデイサービスの利用者も増えていくことでしょう。
そのため、機能訓練指導員として勤務できる柔道整復師は必要とされる存在であり、
柔道整復師が活躍できる新たな現場となります。

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