柔道整復師を目指すには国家資格が必要!試験の難易度や合格率は?

柔道整復師は、接骨師やほねつぎとして知られています。
骨折や脱臼、打撲、捻挫といった怪我に対して施術を行い、骨や間接、靭帯、筋肉を正常な状態へと戻します。
柔道整復師は医師とは違い、「治療行為」を行うことができません。
代わりに、医業類似行為である「施術」を行い、手術や投薬などを行うことなく身体の不調を整えてくれます。
身体に優しく老若男女問わず受けられるため、柔道整復師の需要は高まってきています。

では、実際に柔道整復師として働くために必要なものをご存知でしょうか?

今回の記事では、柔道整復師として働くために必要な資格や合格した後の対応方法について解説しています。

柔道整復師になるために必要な資格は?

柔道整復師は、国家資格を取得した人だけがなれる職業になります。
資格を取得する前に、国家試験を受験するための受験資格を得なければいけません。

この見出しでは、資格を取得するために必要なことや国家試験の難易度、合格率について解説しています。

柔道整復師は国家資格が必要

柔道整復師になるためには、国家試験に合格し国家資格を取得しなければいけません。
柔道整復師国家試は、毎年3月初旬に以下の地域で実施されます。

  • 北海道
  • 宮城県
  • 東京都
  • 石川県
  • 愛知県
  • 大阪府
  • 広島県
  • 香川県
  • 福岡県及び沖縄県

国家試験に受験者は、専門学校や大学などの養成施設で3年以上の教育課程を修了していなければいけません。

国家試験の難易度

柔道整復師国家試験の難易度は、どのくらいなのでしょうか?
厚生労働省により発表されている、平成31年度に実施された合格率をみていきましょう。

  • 受験者6,164名中、合格者4,054名とし、合格率は65.8%

試験の合格条件として、以下2つの合格基準を満たしていなければいけません。

  • 必修問題:1問1点とし、全30問中24点以上(総点数の80%以上)
  • 一般問題:1問1点とし、全200問中120点以上(総点数の60%以上)

合格率は約65%と、決して高い確率とはいえません。
しかし、養成施設で必要な知識と技術を身につけた上で、国家試験対策を行えば合格することも可能です。知識と技術をどこまで学習できるのかが、鍵となります。

年々難易度は上がっている

現在では合格率60%と下がってきていますが、第1回(平成4年度)~第8回(平成11年度)までは、80%~90%前後という高い合格率でした。現在の合格率を見る限り、試験の難易度は上がっていることが一目瞭然です。
また、柔道整復師を目指す人も年々増加傾向にあります。

国家試験に掛かる受験料

国家試験を受験料するために掛かる費用は、1試験につき16,500円です。

国家試験に合格したら免許登録をしよう

柔道整復師法第8条のⅡ第1項に基づいて、柔道整復師名簿に登録することにより柔道整復師の免許が交付されます。
平成31年3月現時点の登録者数は、110,238名です。

登録方法

柔道整復師名簿に登録する方法は、申請用紙を郵送またはPDFで取り寄せます。
必須項目を記入した上で、東京都港区にある公益財団法人 柔道整復研修試験財団・登録担当へ書類を郵送します。この際、返信用切手として140円分の切手を同封しなければいけません。

登録には、手数料及び登録免許税を支払わなければいけません。
新規登録申請料 4,800円登録免許税日本政府・収入印紙 9,000円、合計13,800円が必要なります。

柔道整復師の需要の広がり

近年、柔道整復師の需要は様々な場所で広がりをみせています。
柔道整復師という国家資格を取得することで、整骨院や接骨院以外の就職先の選択肢が増えてきています。

資格を取得することで活躍できる現場

柔道整復師の活躍の場として、整骨院接骨院はもちろん、介護福祉施設やスポーツ関係まで広がりをみせています。
それぞれの場所で、どのように活躍しているのかを説明します。

整骨院・接骨院

柔道整復師の就職先として、最も多い整骨院・接骨院です。
骨折や脱臼、打撲、捻挫といった怪我に対して施術を行い、骨や間接、靭帯、筋肉を正常な状態へと戻すことを目的としています。

病院

病院の整形外科に就職を希望される方も多く、人気のある就職先です。
患者に対する整復業務や電気療法、リハビリ指導などを行います。

様々な症状を対応することも多い整形外科では、仕事をしながら知識を深めていくことができます。

介護福祉施設

柔道整復師は、要介護者に対して機能訓練指導員として勤務することができます。
高齢者を対象とした、能力低下予防のためのリハビリやマッサージ、歩行訓練などが主な仕事です。

デイサービスや介護施設の増加に伴い、柔道整復師の需要はより高まってくるといえます。

スポーツ関係

スポーツチームのトレーナーや選手個人のパーソナルトレーナーとして、活動している柔道整復師も増えてきています。
怪我をした選手に対して整復やテーピングを用いた固定を行い、機能回復を図ります。また、後療法などの施術法を駆使し、怪我から復帰までサポートが主な仕事です。

まとめ

いかがでしたか。柔道整復師の資格を取得するには、国家試験を合格しなければいけません。
受験資格を得るためには、養成施設で3年以上の教育課程を修了している必要があります。

資格取得後の就職先として、活躍できる現場の選択肢は増加傾向にあります。
近年、高齢者社会や若者の健康意識の高まりに伴い、柔道整復師の需要は高まっています。
そのため多方面で活躍できることが期待できます。
柔道整復師の資格を取得できた場合、将来的にどのような就職先に進みたいのか自分の希望と照らし合わせて考えてみましょう。

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